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異常干支
13種の特別な干支と、柱ごとの読み方
異常干支(いじょうかんし)とは
六十干支のうち、次の13種類を「異常干支」と呼びます。「異常」といっても悪い意味ではなく、その柱の担当する分野で人とは少し違う、独特の作用や魅力が出やすい、という見方です。
甲戌きのえいぬ
乙亥きのとい
戊戌つちのえいぬ
庚子かのえね
辛亥かのとい
丁巳ひのとみ
辛巳かのとみ
壬午みずのえうま
丁亥ひのとい
丙戌ひのえいぬ
戊子つちのえね
癸巳みずのとみ
己亥つちのとい
POINT
異常干支=特別な作用を持つ13種の干支(「異常=悪い」ではなく、独特の個性・魅力の意味)
どの柱にあるかで、影響する分野が変わる
異常干支は、命式のどの柱に出るかで、影響する分野と、人生で強く表れる年齢域が変わります。
| 柱 | 影響を与える範囲 | 人生における年齢域 |
| 日柱最も強い | プライベートや恋愛 | 40〜60歳ごろ(中年期) |
| 月柱2番目 | 仕事 | 20〜40歳ごろ(働き盛り) |
| 年柱3番目 | 親や目上の人との関係 | 〜20歳ごろ(若年期) |
| 時柱時刻がわかる場合 | 晩年・子ども・部下・秘めた本音 | 60歳以降(晩年) |
強さの順番
1番強く影響するのは、自分の本質をあらわす「日柱(にっちゅう=生まれた日の干支=あなた自身を表す柱)」に異常干支がある場合。次に月柱、そして年柱と続きます。時柱は生まれた時刻がわかる場合に見て、晩年を中心に表れます。
四柱すべてで見る
異常干支は年柱・月柱・日柱・時柱の四柱すべてで見ます(生まれた時刻がわからないときは、年・月・日の三柱)。どの柱に出ても異常干支として扱い、その柱が表す分野に個性が表れます。いちばん強く表れるのは、本人そのものをあらわす日柱です。
この命式ツールも、四柱すべてから異常干支を判定して表示します。
2つのグループ
異常干支13種は、さらに2つのグループに分けられます。
① 通常異常干支(6種)
甲戌・乙亥・戊戌・庚子・辛亥・丁巳。「感覚が個性的」「発想がおもしろい」と受け取られやすいタイプ。
② 暗合異常干支(7種)
辛巳・壬午・丙戌・丁亥・戊子・癸巳・己亥。「個性的な人」と見られやすいタイプ。独特の感性を持ち、言動だけでなく雰囲気にも個性がにじみます。直感がとても鋭く、勘のよさや感受性の高さが際立つ人もいるとされます。
通常異常干支(6種)
甲戌きのえいぬ|通変星=偏財/十二運星=養
- 思ったことを遠慮なくはっきり口にするタイプ。同じことの繰り返しや机に向かう仕事より、外を動き回る仕事・毎回内容が変わる仕事でこそ輝く。
- 転居や転職が多く、一つの場所に長くとどまることは少なめ。
- 結婚するなら、どちらかが単身赴任・別居婚・海外暮らし・事実婚など「距離のある形」が合いやすい。
別の伝(通常異常干支の詳細):落ち着いて理にかなった雰囲気を持ちながら、実は人の輪の中にいることを好み、自然と周りに支えられていくタイプ(この静かさと社交性の二面が持ち味)。とくに男性は、交友や異性の縁に恵まれやすい傾向。理想が高いぶん、肌の合わない場所で無理に周囲へ合わせると疲れをためやすく、何もかも一人で引き受けようとすると重荷になりがち。肩の力を抜いて過ごせる環境と、気兼ねなく頼り合える相手のそばでこそ、本来の持ち味がのびやかに出ます。
乙亥きのとい
- 時代の流れを読むのが得意で、予測が驚くほど当たることもある。
- ふだんは口数が少なく穏やかだが、内には強い意志があり、簡単には考えを曲げない。
- 結婚すると家庭内でもめごとが起きやすい傾向。別居婚や海外に拠点を置くなどの工夫が向く。拠点を海外に置いたら、なるべく戻らないほうが安定しやすい。
別の伝(通常異常干支の詳細):世間で思い描かれる形の結婚には収まりにくいタイプ(この傾向は女性でより強め)。人に喜んでもらうことそのものが張り合いで、そのための手間を惜しみません。相手の望みを先回りして察するのが得意で、期待以上のもてなしをします。反面、心に決めた一線は固く、簡単には引きません。だからこそ、伴侶と価値観がずれると「相手を思う気持ち」と「自分の意思」の間で揺れがち。あなたらしさや考えを認めてくれる相手といれば、のびやかに力を出せます。籍・年齢差・住む国にとらわれない結び方のほうが、しっくりくることも多いでしょう。
戊戌つちのえいぬ
- 頭が切れて何でもこなせるタイプで、エリート志向の人が多い。
- 学歴を高く積むほどマナーや暗黙のルールを見失い、人付き合いが苦手になりがち。若いうちから働き、現場感覚を大事にすると力が出る。
- 結婚は一度つまずくと離婚・再婚を繰り返しやすいので注意。パートナーには身強(芯の強い人)を選ぶと穏やかに暮らしやすい。
別の伝(通常異常干支の詳細):生まれつきの器用さより、現場で腕を磨いてこそ光るタイプ(学歴を積むこと自体より、実地で技を身につける道が向く)。自分の足で立つ強さと揺るがぬ信念を持ち、逆境でも投げ出さずに粘れます。すぐ結果が出なくても手を止めず、積み重ねの末に平均以上へ届く人。その分、努力を怠る人には「やっていないだけ」と厳しく映りがちで、自負が強いと周囲の声を聞かず単独で突き進むことも。極めても終わりのない“職人的な技”の世界にあえて身を置くと、飽きずに探求を続けられる持ち味が生きます。
庚子かのえね
- 驚くほど頭が良く、特に数字に強い。
- 男性は周りを下に見て接しがちで反感を招きやすいので注意。女性はスタイルの良い人が多く人目を引く。
- 内臓を痛めやすい傾向。細かく干渉しない親や、実の親以外のもとで育つほうが健康を保ちやすいとも。いつも自分を磨き続ける姿勢が運を安定させる。
別の伝(通常異常干支の詳細):甘やかされて育つより、大人数の家庭や寮のように揉まれる環境で伸びるタイプ。頭の回転が速く、冴えた直感でものごとをテンポよく進めます。数字にも明るく、ひらめいた答えを人にも分かるようデータで裏づけるのが得意。ただ勘そのものは一級品でも、裏づけがないと一歩を踏み出しにくいところがあり、「まずやってみたら」と背中を押してくれる場でこそ持ち味が出ます。細かく縛られない大家族や、さまざまな人に触れて視野が広がる寮暮らしなどが好相性。はじめは不安でも、自分を信じて挑む勇気を育てていけます。
辛亥かのとい
- 天真爛漫な芸術家タイプ。豊かな感性と表現力を持ち、周囲が驚くアイデアや作品で注目される。
- 勘が鋭く、人の気持ちや隠し事を言い当てることもある。
- 体の傷が痕に残ったり大きくなりやすい体質。けがに注意し、手術をするかどうかも慎重に判断するのがよい。
別の伝(通常異常干支の詳細):研ぎ澄まされた感性と言葉を持つ一方、体には傷あとが残りやすいとされるタイプ。人に媚びない芯の強さがあり、感じ取ったものを自分だけの感覚で形にできる表現者肌。周りの視線にとらわれず外へ出していくことで、新しい流れをつくれます。本質を見抜く力が鋭いぶん、悪気なく相手の触れられたくない点を突いてしまうことも。口に出す前に「それは今、伝えるべきか」と一呼吸おく、あるいはあえて見て見ぬふりを選ぶと、人との関係がぐっと穏やかになります。
丁巳ひのとみ
- ここぞという時に頼れる、リーダー・大将的な存在として活躍する人が多い。
- 感受性が強く、何でも自分でこなせる力と面倒見の良さを併せ持つので、独立・起業にも向く。
- ただし親や親類から事業を引き継ぐ形だと大成しにくいので注意。幼い頃に恵まれた環境で育つと、感受性や自立心が強くなりすぎることも。
暗合異常干支(7種)
辛巳かのとみ
- 物静かだが、自分の考えは決して曲げない芯の強さがある。
- 音楽・芸能の分野で才能を発揮しやすく、その気がなくても先を言い当ててしまうほど勘が鋭い。
- 女性は結婚すると相手の親類縁者ともめやすい。極力関わりを避けるか、経済的に似た状況の相手を選ぶと安定。パートナーを見下さないよう注意。
壬午みずのえうま
- まっすぐ突き進む勢いと天真爛漫さを併せ持つ、素直で楽しい人。
- 創造する力が強く一目置かれやすい。直感が鋭く、予知夢を見るような人も多い。女性は結婚するとトラブル解決役として活躍しがち。
- 男女とも、平穏すぎるとかえって自分から波風を立てたくなりやすい。外に健全な刺激(打ち込めること)を求めるとよい。
丙戌ひのえいぬ
- 人を笑わせるのが得意で、お笑い芸人のような要素を強く持つ。勘がとても鋭く、占い師に向く人が多い。
- 頭は良いが、勉強に打ち込む期間が長引くほど人付き合いが苦手になり、結婚面でもトラブルを招きやすくなる。早く社会に出て働き始めるのが吉。
- 一度結婚につまずくと離婚・再婚を繰り返しやすいので注意。
丁亥ひのとい
- 並外れた霊感を持つ人が多く、占い師やヒーラーとして活躍することも。
- 感受性が強く、美しいものや真実だけを見ていたいと願いがち。そのぶん周囲からは「少し普通と違う人」と受け取られやすい。
- 女性は結婚前も後も、異性の友人やパートナーと気持ちを通わせにくくなりがち。
戊子つちのえね
- 自由気ままに、自分の思うまま生きるタイプ。言動がユニークでいやでも目立つ。豊かな感性や特技を活かして身を立てる人が多い。
- ごく普通の家庭で育つとマナーが身につきにくく、悪い意味で目立つことも。
- 早くから寮生活をするなど、きちんとしたルールのある環境で育つと、人と付き合いやすくなる。
癸巳みずのとみ
- イベントが大好き。思いがけない発想で人を楽しませ、起業家や発起人になることも少なくない。
- 勘が鋭く人の気持ちに敏感。結婚すると、相手や親しい人の「少し変わった一面」を引き出す傾向がある。
- 一度結婚につまずくと離婚・再婚を繰り返しやすいので注意。
己亥つちのとい
- 物静かに見えて、一度言い出したら決して引かない強さを持つ。
- 危険を察知する勘に優れ、起きたトラブルを解決する力も高い。ものの見方が独特で新しい意見を出せる。女性は結婚すると問題解決役として活躍しがち。
- 平穏な時ほど、男女とも自分から問題を起こしたくなりやすいので注意。
読み方の大切な注意
異常干支は伝統的な見方のひとつで、断定や決めつけではなく「そうした傾向・くせがある」という目安です。とくに結婚や仕事のことは人それぞれ。特色を知って前向きに活かすための材料としてお使いください。
まとめ
POINT
異常干支=独特の個性・魅力を持つ13種の干支
・出る柱で影響分野が変わる(日柱=恋愛/本質・月柱=仕事・年柱=親や目上)
・強さは 日柱 > 月柱 > 年柱
・「異常=悪い」ではなく、活かせば強みになる