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通変星(十神)

日主から見た10種の星で、性格・才能・運のテーマを読む

通変星(つうへんせい)とは

通変星は十神(じっしん)とも呼ばれ(呼び名が違うだけで中身は同じ)、日主(=生まれた日の天干=あなた自身)から見て、他の干がどんな関係にあるかを10種類に分けたものです。

絶対的な星ではなく、あくまで「日主から見た相対的な関係」で決まります。性格・才能・お金・仕事・恋愛などのテーマを、この10種の星から読み解きます。

POINT
通変星=日主から見た10種の星。性格・才能・運のテーマを表す。

組み立て:五行の生剋 × 陰陽

通変星は、①五行の関係(5パターン)と②陰陽が同じか違うかの掛け算で決まります。

日主との五行関係陰陽が同じ陰陽が違う
同じ五行(仲間)比肩劫財
日主が生む(我生)食神傷官
日主が剋す(我剋)偏財正財
日主を剋す(剋我)偏官正官
日主を生む(生我)偏印印綬

同じ陰陽どうし=「偏(かたよる)」の星、違う陰陽どうし=「正(ととのう)」の星、と大まかに覚えると便利です。

5つのグループ

10種は、性質の近い5グループにまとめられます。命式ではこの偏り(多い・少ない)も大切に見ます。

グループ星ざっくりの意味
比劫比肩・劫財自分・仲間・独立・行動
食傷食神・傷官表現・才能・アウトプット
財偏財・正財お金・人脈・恋愛(男性は妻)
官殺偏官・正官仕事・責任・規律(女性は夫)
印偏印・印綬学び・知性・支え・母

どの柱で見る? ── 月柱=仕事・適職

POINT
適職・働き方を知りたいときは、まず月柱の(蔵干)通変星をチェック。ここに「社会での役割」「仕事運」が表れます。
・年柱…幼少期・家庭環境の影響 / ・月柱…仕事・社会での立場 / ・日柱…あなた自身・プライベートな性格

才能と適職 ── たとえで覚える

グループたとえ才能向いている仕事
比肩・劫財
自分軸タイプ
サッカーのストライカー独立心・挑戦力・リーダー性起業家・営業・スポーツ選手・フリーランス
食神・傷官
表現タイプ
教室のムードメーカー発想力・表現力・人を楽しませる力アーティスト・デザイナー・講師・接客業
偏財・正財
人脈×経済タイプ
縁の下の力持ち人脈を広げる力・お金を動かす感覚経営・販売・金融・不動産・広報
偏官・正官
リーダータイプ
クラス委員長責任感・規律を守る力・管理能力会社員・公務員・管理職・指導者
偏印・印綬
知識タイプ
図書館の住人学ぶ力・直感力・好奇心研究者・先生・占い師・作家・カウンセラー

※たとえは覚えるための入り口。実際は命式全体(多い星・五行の強弱・身強弱・大運)と重ねて、その人だけの適職・働き方を導きます。当ツールの鑑定も、月柱の通変グループのたとえを材料に具体化します。

10種の星ずつ

比劫グループ
比肩(ひけん)
ひとこと:マイペースな自立者/自分の足で立つ、ぶれない人
◎良い時:芯が強く自分を貫ける・仲間と対等に助け合える
△行き過ぎ:我が強く頑固・人の意見を聞けず孤立しやすい
劫財(ごうざい)
ひとこと:度胸のある勝負師/仲間と組むと力が倍になる行動派
◎良い時:行動力と度胸がある・仲間のために動ける
△行き過ぎ:見栄と出費がかさむ・張り合い、金や信頼を失いやすい
食傷グループ
食神(しょくじん)
ひとこと:おおらかな表現者/楽しみながら形にしていく
◎良い時:才能をのびのび発揮し場を和ませる・衣食住に恵まれる
△行き過ぎ:怠けや楽な方へ流れやすい・詰めが甘い
傷官(しょうかん)
ひとこと:鋭い感性の職人肌/妥協しない完璧主義な一面も
◎良い時:才能・技術・美的センスが際立つ・頭の回転が速い
△行き過ぎ:口が過ぎて敵を作る・完璧主義で自分も周りも疲れる
財グループ
偏財(へんざい)
ひとこと:顔が広い商売上手/場を回すのが得意
◎良い時:商才と人脈・機会に恵まれる・気前がよく人気
△行き過ぎ:浪費・八方美人・お金や異性にルーズになりやすい
正財(せいざい)
ひとこと:堅実なコツコツ型/信頼と財を着実に積み上げる
◎良い時:誠実に貯め信用を築く・家庭的で安定感
△行き過ぎ:ケチ・細かい・慎重すぎて動けず変化に弱い
官殺グループ
偏官(へんかん)
ひとこと:頼れる行動派(武将型)/プレッシャーの中でこそ光る
◎良い時:度胸と決断で困難を突破・統率力があり勝負に強い
△行き過ぎ:短気で強引・無理をして自分を追い込みやすい
正官(せいかん)
ひとこと:まじめな優等生/筋を通して信頼される
◎良い時:責任感と規律で信頼され地位を得る・公正
△行き過ぎ:融通が利かない・体裁を気にし、堅すぎて窮屈
印グループ
偏印(へんいん)
ひとこと:ひらめきの探究者/人と違う発想と深い探究心
◎良い時:独自の発想・直感・専門性がある・機転が利く
△行き過ぎ:気分屋で飽きやすい・疑り深く、人と違う道で孤立しがち
印綬(いんじゅ)
ひとこと:知性と包容のお母さん型/人に支えられ、人を育てる温かさ
◎良い時:学び・知性・資格に強い・人に支えられ、育てる力と品
△行き過ぎ:頼りすぎ・受け身・考えるだけで動けなくなる

どの柱にあるかで表れ方が変わる

同じ星でも、どの柱にあるかで人生のどの面に出るかが変わります。

柱表れる面
年柱若い頃・ご先祖・目上や社会との縁
月柱仕事・才能・人生の主軸(最重要)
日柱自分自身・パートナー(配偶者)との関係
時柱晩年・子ども・部下・秘めた本音
いちばんの主役
とくに月柱(月支から出る星)=「月支元命(げつしげんめい=生まれ持った気質の中心)」は、その人の中心テーマ・使命を表す最重要の星とされます。

まとめ

POINT
通変星=日主から見た10種の星(5グループ:比劫(ひごう=自分・仲間・独立をあらわす星)・食傷(しょくしょう=表現・才能をあらわす星)・財(ざい=お金・人脈・縁をあらわす星)・官殺(かんさつ=仕事・責任・立場をあらわす星)・印(いん=学び・支え・後ろ盾をあらわす星))
・同じ陰陽=「偏」/違う陰陽=「正」
・柱で表れる面が変わる(月柱がとくに重要)
・良い面と行き過ぎの両面で読む